「これって、どうやって捨てればいいの?」
札幌市に住んでいる方なら、一度は悩んだことがあるかもしれません。特にスプレー缶やカセットボンベのように、中身が残っていると危険が伴うごみの処分は、正しいルールを知らないとトラブルの元になります。
札幌では、ごみの分別ルールが全国的にも細かく整備されていますが、スプレー缶に関しては
「穴をあける?あけない?」「何ごみとして出すの?」
と混乱してしまう人も多いはず。実際、誤った出し方をしたことで、収集車内でガスに引火して火災が起きてしまった事例も報告されています。
この記事では、札幌市の公式ルールに基づいて、スプレー缶やカセットボンベの正しい処分方法をわかりやすくご紹介します。危険を未然に防ぎ、安心してごみ出しができるよう、知っておきたいポイントを丁寧に解説していきます。
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スプレー缶・カセットボンベの出し方【札幌市ルール】
札幌市では、スプレー缶やカセットボンベは「無料で収集される特別なごみ」として扱われています。ただし、出し方には厳格なルールがあり、間違えると火災や事故の原因になるため、しっかりと守ることが求められます。
■ 出すタイミング
スプレー缶・カセットボンベは、「燃やせるごみ」と同じ収集日(週2回)に出すことができます。ただし、「燃やせないごみ」の日には出せません。
収集日は、地域ごとに異なるため、「収集日カレンダー」で必ず確認しましょう。
また、ごみステーションには朝8時30分までに出すのがルールです。遅れて出すと収集されない可能性があります。
■ 正しい出し方
出し方にはいくつか重要なポイントがあります。
- 中身を必ず使い切ること(残ガスがあると引火の危険あり)
- 穴を開けてはいけません(かつての常識は現在のNG行為)
- 指定ごみ袋に入れず、別の透明または半透明の袋に入れること
- 袋には「スプレー缶在中」などとメモ書きするのがベター
透明または半透明の袋は、収集員が中身を視認できるようにするための配慮です。万一中身が残っていた場合のリスクを軽減できます。
■ やってはいけないNG例
- 中身が残ったまま出す(収集車内でガスが充満し火災の恐れ)
- 指定ごみ袋に入れて出す(収集員が気づかず圧縮→爆発のリスク)
- 穴を開けて出す(スプレー缶の構造上、破裂や吹き戻しの危険あり)
札幌市では、「穴を開けない」ことを明確に推奨しており、ルール違反は実際に火災や事故につながっている重大な問題です。
ガスの抜き方と注意点
スプレー缶やカセットボンベを札幌市で適切に処分するためには、中身(ガス)を完全に使い切ることが最も重要です。中身が残ったまま出すと、収集車内で引火・爆発するリスクがあり、実際に事故も発生しています。
■ 基本は「使い切る」
スプレー缶のガス抜きは、穴を開けるのではなく、「最後まで使い切る」ことで対応します。整髪料や殺虫剤、塗料など、噴射しなくなっても中にガスが残っている場合があります。
そのため、次のような方法で使い切りましょう:
- 屋外の風通しのよい場所で、スプレーを紙などに吹き付けて完全に噴射しきる
- 缶を上下させたり、振ってみて音がしないか確認する
- 吹き出し口に異常がないかチェックする
■ 寒冷地ならではの注意点
札幌の冬場は気温が低いため、スプレー缶のガスが噴射しにくくなることがあります。この場合、無理に室内でガス抜きをしないでください。
暖房器具やストーブの近くで処理するのは非常に危険です。
どうしても中身を使い切れないときは、次のセクションで紹介する持ち込み処分を検討しましょう。
■ 正しい排出方法の参考資料
一般社団法人日本エアゾール協会では、スプレー缶の「中身排出機構」についてのリーフレットを公開しており、メーカーごとのガス抜き構造や安全な使い方が紹介されています。
安全にガスを抜くためには、製造元の案内や製品表示の指示を必ず確認することが大切です。
中身を使い切れない場合の対応策
スプレー缶やカセットボンベの中身がどうしても使い切れない場合、札幌市では専用の持ち込み場所で回収を行っています。家庭ごみとして通常の収集日に出すことはできませんが、所定の場所に持参すれば、無料で安全に処分することが可能です。
■ 持ち込み可能な場所
札幌市では、以下の3つの施設で中身の残ったスプレー缶やカセットボンベの引き取りを行っています:
1. 清掃事務所(市内6か所)
各区に1か所ずつ設置されており、スプレー缶などの特殊ごみを安全に処分する拠点です。
例:
- 中央区:中央清掃事務所(南区南30条西8丁目)
- 北区:北清掃事務所(北区屯田町990)
- 連絡先:札幌市環境局(☎011-211-2916)
2. 消防署・出張所(市内51か所)
消防署でも持ち込みが可能ですが、火災出動中などで職員が不在の場合は受け取りできません。
持ち込む際は、あらかじめ電話確認しておくと安心です。
3. 地区リサイクルセンター(4か所)
一部のリサイクルセンターでは、エアゾール類も回収しています。
受入時間や曜日に制限があるため、事前に公式サイトで確認しましょう。
■ 持ち込み時の注意点
- 持ち込みは家庭から出たものに限られます。事業所の廃棄物は対象外です。
- 受け入れは基本的に10:00〜15:00または16:00まで(施設による)
- 年末年始や月曜休館の場合があるため注意
- スプレー缶は袋などに入れず、そのまま持ち込むのが基本です
「燃やせるごみ」に出せないからといって放置したり、一般ごみに紛れさせたりするのは絶対にやめましょう。
正しいルートで処分すれば、安全も環境も守れます。
やってはいけないNG行為集
スプレー缶やカセットボンベは、正しく処分しないと命に関わる事故を引き起こす可能性があります。札幌市でも、過去に収集車の火災や爆発事故が実際に起きています。ここでは、絶対に避けるべきNG行為をまとめました。
■ 穴をあける
かつては「スプレー缶は穴をあけてから捨てる」というルールが一般的でしたが、現在は完全にNGです。
スプレー缶の構造上、穴を開けた際に残ったガスが噴出し、引火する危険があります。
札幌市では「穴をあけないで出す」ことを公式に推奨しています。
■ 中身を使い切らずに出す
中にガスが残ったままスプレー缶を出すと、ごみ収集車内で圧縮された際にガスが噴出し、他のごみと反応して火災や爆発を引き起こす原因になります。
札幌市では、実際にごみ収集車が火災で廃車になった事例があり、その損害額は約1,400万円以上とも言われています。
■ 火気の近くでガス抜きをする
寒い札幌では、冬場に室内でスプレー缶の中身を処理しようとする人がいますが、ストーブやヒーターの近くでガスを噴出させるのは極めて危険です。
可燃性のガスが充満すると、一瞬で引火・爆発する可能性があります。
■ 車内や物置に放置する
高温になる車内にスプレー缶を放置すると、内部の圧力が上昇し、破裂や爆発の危険があります。
夏場の車内温度は50℃を超えることもあり、スプレー缶には過酷な環境です。
スプレー缶との賢い付き合い方
スプレー缶やカセットボンベは、日常生活に便利な一方で、使い方や処分方法を誤ると大きなリスクを伴います。だからこそ、使うときから「捨てる日」を意識することが、賢い付き合い方の第一歩です。
■ 最後まで使い切る工夫
スプレー缶を安全に捨てるには、「中身を完全に使い切る」ことが大前提。
そのために、日常の中でこんな工夫が役立ちます:
- 使い切るタイミングを意識して、残量が少なくなったら計画的に使い切る
- 使用頻度の低いスプレーは、まとめてチェックして不要なものは早めに使う
- ガスが出にくい場合は、缶を振ってみたり、逆さにして使ってみる(※製品の注意書きに従う)
■ ストックは最小限に
特に災害時用などでカセットボンベを多く保管している家庭もありますが、ストックが多すぎると保管リスクも高まります。
定期的に使用期限や外観(錆・変形)をチェックし、古いものから使うようにしましょう。
■ 無駄なく使う=エコな暮らし
スプレー缶は金属製で、リサイクルも可能ですが、処分には手間とリスクが伴います。だからこそ、「買いすぎない」「使い残さない」「捨て方を守る」という3つを意識することで、環境負荷の少ない生活にもつながります。
まとめ
スプレー缶やカセットボンベは、私たちの生活に欠かせない便利なアイテムですが、捨て方を一歩間違えると命に関わる事故につながる危険性があります。
札幌市では「穴を開けない・中身を使い切る・指定袋に入れない」という3つの基本ルールを徹底し、安全なごみ出しを呼びかけています。
特に冬場の処分方法や、使い切れなかった場合の持ち込みルートを知っておくことで、不安や迷いをなくすことができます。
正しく捨てることは、自分だけでなく、地域全体の安全を守る行動です。
この記事を読んで、「あ、うちにも処分しなきゃいけないスプレー缶があるかも」と感じた方は、今日このあと、チェックしてみてください。
札幌市の公式ホームページや収集日カレンダーも併せて確認し、次のごみ出し日に、正しい方法で処分してみましょう。
そして、もし周りの家族や知人が間違った捨て方をしていたら、ぜひこの記事の内容をシェアしてあげてください。
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期待以上!不用品回収ホープ
北海道札幌市を拠点にし、不用品回収・遺品整理作業を行っています。期待以上の活躍!いらない家具家電1点から、解体する家「一軒家まるごと回収」「実家の遺品整理」まで、わたしたち不用品回収ホープへご相談ください!